中古防具への取り組み

錬心館では、成長に合わせて防具を新調し使わなくなる防具が出たり、過去に剣道をやっていた方からお譲り頂いた、いわゆる「中古防具」について、その後の使用に向け、そのまま放置せず心地よくお使い頂くために、防具のクリーニングを自前で実施しています。

その工程を少しご紹介します。また、お使いになっていない防具をお持ちで、お譲り頂けるものがありましたら、心を込めてきれいにリメイクして使わせて頂ければと思います。宜しくお願いします🙇⤵

(1)防具洗浄→乾燥
長年の汗で塩が吹いているようなメンやコテ、垂を、洗浄に適した洗剤を入れたお湯につけ置きします。浸透圧の関係で汗や塩分が出てきます。

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(2)面金縁の塗装
乾燥した防具の面金の縁を塗装します。面布団部に塗料がつかないようにマスキングをして、塗料(カシュー)を塗っていきます。
まずは、赤、続いて黒を塗ります。

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(3)染め→乾燥
長年の使用で色あせたり、洗浄で色落ちした面布団を染めます。お湯で溶いた染料(ダイロン#17ネイビー)に塩をひとつまみ入れ、ハケで塗っていきます。
これで防具が生まれ変わります!

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